議員報酬を全額出資して、地域活性化会社を設立するという試案
こんにちは、江別市議会議員の堀です。2018年の最初の更新になりますが、今年もよろしくお願いいたします。
まもなく、わたしが市議会議員を務めて3年が経とうとしております。このかん、痛切に感じたのが、議員(議会)という機能が市民の方々に共感されていないということでした。市民・議会・行政が、立場は違えど相互に共感し、共通の目的を携え江別をつくっていくことによって、子孫に誇れるふるさとを守り、引き継いでいくにはどうしたらいいのだろうか。そしてそのために、議員はどのような役割と責任を果たせばいいのだろうか。そのことを悩んでは、日々途方に暮れ、しかしできることをコツコツと1つずつ積み上げていく3年。その果てに、これが大事なのではないかという、2つの活動に行き着きました。今日のブログは、その大事な活動を現実に落とし込んでいくために、今年はこれを中心に取り組んでいこうと考えていることについて、更新しようと思います。まずは、企画資料の画像をご覧ください。
: 1. 広報広聴活動の必要性
1~3枚目までが、今年やろうとしていることです。どうしてこういうことをやろうかと思ったかと言うと、市議会議員を務めていくなかで、広報広聴が極めて重要だと感じるに至ったからです。今まで議会活動以外は、仲間と一緒となって活動し、自分は黒子になって取り組んできました。その方が、効果的だからです。しかし、それでは広報広聴になりません。今回の取組は、自分がみずから表に出てお話を聞き、とりまとめて発信します。アンケートなど今まで以上に多くの方々にご協力いただく一方、自分ひとりで企画し実施する活動。4年の任期終了が近づくなかで、まるで最初に活動をはじめたときのような、原点回帰をすることになりました。
20年後の江別は、どんなまちなのか。より多くの人と未来を想像し、その想いを聞き取りまとめるという編集作業を、今年一年をかけて実施します。こうした取組は、多くはワークショップなどで実施することが多いと思いますが、さまざまな多くの方々のご意見をいただき、また匿名性を確保しながら意見聴取を進めていくために、意見記入シートを活用したアンケート形式での聞き取りを選択しました。「誰が、どの意見を言ったのか」というのは、極めて判別し難い手法です。意見記入シートは、こちらでプリントアウトしてお届けすることも可能です。ぜひ、お問い合わせフォームからご連絡いただけたらと思います!
: 2. 議会外活動の必要性
4枚目は、冊子にまとめるだけでなく、今後も議員を続けていくのであれば、具体化のための手法も明示しないと無責任ではないかと思い考えた事業化手法です。わたしは、3年近く、市議会議員という仕事をしてきて思ったのは、懸命に議会活動を取り組んでも、議会に傍聴に来られる方も少なく、委員会に至っては動画配信や議事録公開もされていないので、日中お仕事をされている方が議会にアクセスするのは、至難のことだということです。
議会活動だけでなく、議会外活動も両輪で取り組まなければ、市民に議会/議員が見えない。そういう、問題意識があります。わたしも、議会のソトの活動をしてこなかったわけではありません。ただ前述のとおり、効果的な手法として、自分が表に出ないように努めていました。しかし、まだ充分ではない。議会外活動を見える化し、場当たり的にならない仕組み化をしなければと思うに至りました。仕組みというのは、ヒト・モノゴト・カネ。ヒトは、市外の人材を誘致する。モノゴトは、集約した意見を事業にする。カネは、唯一わたしが自由に執行できる税金とも言える議員報酬を活用する。次も議員の仕事を続けることができたなら、このことをパッケージにしてモデル化したいと思っています。
タイトルにもあるとおり、報酬をどのように活用し、まちに還元していくかというのを、自分なりに明確に示す必要があるのではないか。そのように、自分は感じております。出資なので、法にも触れないと考えておりますが、これに関しては今年の取り組みではないので、さまざまシミュレーションを重ね、さらに磨き上げていきたいと考えております。みなさまの感想など、お寄せいただけるとうれしいです!
広報広聴活動と議会外活動。信頼される議員になるためには、この2つの活動が必要だ。これが僕にとって、今、やっと見えた道です。まだまだ答えにたどり着くには、途方もない道のりだと思いますが、今ここにある道程を一歩ずつ地を踏みしめながら着実に歩み、これからの時代に要請される議員像を探求していきたいと思います。至らないところも多々あると思いますが、ご指導とあたたかい応援のほど、よろしくお願いいたします。
編集者議員・堀直人
http://ebetsu2.net/