国民全員を政治家にする

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あたらしい冒険がはじまり、ひとつのダンジョンをクリアしました。

それは、「選挙」という名前で呼ばれているものです。わたしは、選挙がキライでした。お金はもったいないし、うるさいし、手間もかかりすぎだからです。しかしその選挙を見るのではなく、演じる側になることによって、あたらしい時代に即した選挙を創りだすことができる、しばらくしてそのことに気付いてから、わたしの選挙という旅がはじまりました。そしていま、恐れずに言いたい。「選挙はおもしろい」ということを。若者の政治への無関心、それを嘆いても仕方ない。ならば、まずは選挙のおもしろさを伝えよう。そして、いくつかある選挙のたのしみ方について、わかりやすく記そう。そう、わたしは思うのです。

国民全員を政治家にする。これが次の演目です。ムダにすら思える膨大なコストをかけて行われる選挙。そうまでして、守り継がれているもの。それが、「民主主義」という名前で呼ばれている志であり、宝です。さらに「政治」。それは、「人が直面する困難のうち、自分のことだけでない困難について、自分だけではない力を合わせて解決しようとする取組」についてを言います。そう、われわれはすでに「政治家」だったのです。政治というと、遠く離れた大陸のように思える存在ですが、本当は僕たちのすぐとなりにいつもあります。でもそれがそこにあることに気が付かなければ、政治が生まれることはありません。政治の普及啓発、そして、政治を活用した市民主体のまちづくりの枠組みづくり、わたくし堀直人は、このクエストに挑みます。

「何をやってもダメだではなく、やればできる、そう思えるまちにすることが、これからの時代の困難に立ち向かう力になる」。選挙期間中、そう訴え続けました。そして、「10年後、20年後を見据えたまちづくりによって、自信を持って次の世代に引き継げるまちを、未来の子どもたちに残していこうじゃありませんか」と呼びかけました。その取組自体が、わたしにとって、政治そのものを顕現しているように思います。さて、このクエスト。普通のゲームと違うところが、ひとつあります。そう、それは、「勇者」がいないということです。いや、むしろ、われわれひとり一人が「勇者」であると言えるのかもしれません。みなさま、本当にありがとうございました。また改めて、これからもよろしくお願いいたします。わたしたちができることをひとつ一つ、つみかさね積み重ね、その総力を結集し、社会を変革していきましょう。


世界の平和のために。堀直人サイン3